2007年09月22日
静岡プロレスVol.8の感想3
静岡プロレスVol.8の感想3
ここでスンプレンジャーが舞台に上がる…森谷の入場テーマを生演奏!これは…カッコいい!そして、多分、クィーンの「ROCK YOU」なんじゃないかな…もしかしたら高山善廣のテーマ「DESTRUCTION(スペルが不安)」かもしれない…で、スンプレンジャーの黄色と銀と共に、いなぎ代表、入場。やっぱり生はいいです。
本音を言えば、やはりいなぎ代表が再びリングに上がるのはどうだろうかとも思っていました。それも今度はシングル。前回以上にごまかしのきかない状態で、相手は楽しいプロレスなどするはずもない、チェーンソー森谷。どんなことになってしまうのかと。
ちょっと真面目に語ります。
素人がリングに上がっていいわけがないし、プロレスファンとしては許したくない所業でもあります。大袈裟かもしれませんが、やはりリングは鍛錬を重ねた超人たちが集う場であって欲しいからです。ですが、前回、静岡プロレスは素人をリングに上げることで、そこが超人たちの聖域であることを知らしめました。ちょうど、キウィフルーツに塩をかけることで甘さを際立たせるのに似ています(似てるかな…)。
今回もそういうことなのだろうと思います。思いますが、前回とは異なりシングルマッチです。誰の助けも入りません。試合が成立するかどうかも疑わしいもので…。
先に言ってしまうと、「試合は成立しませんでした」。
するわけないです。森谷俊之相手に素人のいなぎ代表ができることなんかありません。序盤の力比べでもさらっとあしらわれ、チョップ合戦も余裕の森谷に対し、打つ度に腕の痛みに顔をゆがめるいなぎ代表。その後は前回骨折した足を責められ、リング上は終始いなぎ代表の絶叫が占め、その絶叫も途絶えたころ、「もういいだろ」と軽くフォール。3カウント。会場からも「もう終わったの?」という気の抜けた声があちこちから。
前回以上に何もできずにひねり潰されたいなぎ代表。でも、これでいいんだと思います。プロレスの試合にならなかった。だからこそこれはプロレスなんです。Vol.7の感想でもいいましたが、そういうことなんです。なんか禅問答のようになってきましたが。
チョップを打ったいなぎ代表が腕を押さえて激痛に耐える様子。たとえばレスラーは平気な顔で打ちます。メジャーの雄、小橋健太と佐々木健介は100発を超えるチョップ合戦を繰り広げました。打たれる方の凄さは勿論、打つ側のこの凄さ。だからいなぎ代表が何もできないことが正解なんです。できてたまるかという奴です。素人が何もできないことがプロレスの凄さの証明だと。
また、いなぎ代表は前回同様、遊びも逃げも抜きで正面からプロレスをやった。森谷もプロレスで受けた。「もう終わったの?」は、だからこの試合に送られる最大の賛辞かもしれません。「もう終わったの?」と言わせたことがこの試合が成立していた証だと思います。お客をプロレスに引き込んだ証拠だと思います。
そして…試合後、尚もいなぎ代表に暴行を加える森谷…そこに飛び込んできたのはエース・佐野直と「大物外国人」アメリカン・バルーン!いなぎ代表を救出した二人に森谷が提案します。
「メインはいなぎと俺を入れた6人タッグで勝負しろ(意訳)」
急遽決定したいなぎ代表と森谷が加わった6人タッグ。ゴングを待たずに試合が始まります。
またしてもいなぎ代表への徹底攻撃。スタンガン高村のサーベルの柄で、遂にいなぎ代表の額が割れ、流血。いなぎ代表は最早、立つことも適わない状態に。それでも何とかコーナーにたどり着くと、アメリカン・バルーンが飛び出します。ロス道場仕込みの外国人で…コミカルな選手だと聞いていましたが、とんでもない。空中技から浴びせ蹴りまで披露しました。一方、混戦の中、YUJIの着実な(という言い方も変ですが)ヒールっぷりがカッコいい。何が勿体ないって、この2人、アメバルとYUJI。じっくり観たかった(まあ…アメバルは変な方向に走りそうなのでこれくらいが丁度いい塩梅なのかもしれないですが)。
結局、エース・佐野、助っ人・アメバルの尽力空しく、いなぎ代表は3カウントを取られてしまいます。
のみならず!
リング上、天井を仰ぐいなぎ代表をYUJI、森谷、高村が踏みつけ勝ち誇る…佐野、アメバルは未だ場外…。森谷がいなぎ代表に近づき、何かを囁く…そして、サングラスを取り出し、いなぎ代表にかける…そのまま、森谷とYUJIはいなぎ代表を抱えてリングを降りた、というよりも代表が森谷とYUJIの肩を借りて降りた、ようだったのですが…。
いなぎ代表、まさか、黒の世界へ?!
確かに最近の、エース・佐野のいなぎいじりはヒートアップし過ぎ感がありましたが…どうなんでしょうか…ヒール・いなぎ良光の誕生なんでしょうか。
いなぎ代表らが去ったリングに上がった佐野がマイクを取ります。
「どーいうことなんだぁ!いなぎ代表がぁぁぁっ!」
…さんざん嬉しそうにコーナーで、代表がやられる姿を見ていたくせに…
「静岡プロレスはいつもハッピーエンドでしたが、今回はバッドエンドになってしまいました。まぁいつもいつもハッピーエンドというのもなんなので…次回までにはいなぎ代表を更生させます。今日はありがとうございました」
更生…やはりそういうことのようです。
ここで再びスンプレンジャーの演奏が始まり、エンディング。
面白かったです。
【第四試合】
いなぎ良光 vs チェーンソー森谷
いなぎ良光 vs チェーンソー森谷
ここでスンプレンジャーが舞台に上がる…森谷の入場テーマを生演奏!これは…カッコいい!そして、多分、クィーンの「ROCK YOU」なんじゃないかな…もしかしたら高山善廣のテーマ「DESTRUCTION(スペルが不安)」かもしれない…で、スンプレンジャーの黄色と銀と共に、いなぎ代表、入場。やっぱり生はいいです。
本音を言えば、やはりいなぎ代表が再びリングに上がるのはどうだろうかとも思っていました。それも今度はシングル。前回以上にごまかしのきかない状態で、相手は楽しいプロレスなどするはずもない、チェーンソー森谷。どんなことになってしまうのかと。
ちょっと真面目に語ります。
素人がリングに上がっていいわけがないし、プロレスファンとしては許したくない所業でもあります。大袈裟かもしれませんが、やはりリングは鍛錬を重ねた超人たちが集う場であって欲しいからです。ですが、前回、静岡プロレスは素人をリングに上げることで、そこが超人たちの聖域であることを知らしめました。ちょうど、キウィフルーツに塩をかけることで甘さを際立たせるのに似ています(似てるかな…)。
今回もそういうことなのだろうと思います。思いますが、前回とは異なりシングルマッチです。誰の助けも入りません。試合が成立するかどうかも疑わしいもので…。
先に言ってしまうと、「試合は成立しませんでした」。
するわけないです。森谷俊之相手に素人のいなぎ代表ができることなんかありません。序盤の力比べでもさらっとあしらわれ、チョップ合戦も余裕の森谷に対し、打つ度に腕の痛みに顔をゆがめるいなぎ代表。その後は前回骨折した足を責められ、リング上は終始いなぎ代表の絶叫が占め、その絶叫も途絶えたころ、「もういいだろ」と軽くフォール。3カウント。会場からも「もう終わったの?」という気の抜けた声があちこちから。
前回以上に何もできずにひねり潰されたいなぎ代表。でも、これでいいんだと思います。プロレスの試合にならなかった。だからこそこれはプロレスなんです。Vol.7の感想でもいいましたが、そういうことなんです。なんか禅問答のようになってきましたが。
チョップを打ったいなぎ代表が腕を押さえて激痛に耐える様子。たとえばレスラーは平気な顔で打ちます。メジャーの雄、小橋健太と佐々木健介は100発を超えるチョップ合戦を繰り広げました。打たれる方の凄さは勿論、打つ側のこの凄さ。だからいなぎ代表が何もできないことが正解なんです。できてたまるかという奴です。素人が何もできないことがプロレスの凄さの証明だと。
また、いなぎ代表は前回同様、遊びも逃げも抜きで正面からプロレスをやった。森谷もプロレスで受けた。「もう終わったの?」は、だからこの試合に送られる最大の賛辞かもしれません。「もう終わったの?」と言わせたことがこの試合が成立していた証だと思います。お客をプロレスに引き込んだ証拠だと思います。
そして…試合後、尚もいなぎ代表に暴行を加える森谷…そこに飛び込んできたのはエース・佐野直と「大物外国人」アメリカン・バルーン!いなぎ代表を救出した二人に森谷が提案します。
「メインはいなぎと俺を入れた6人タッグで勝負しろ(意訳)」
【第五試合】
佐野直&アメリカン・バルーン
&いなぎ良光
vs
スタンガン高村&YUJI KITO
&チェーンソー森谷
佐野直&アメリカン・バルーン
&いなぎ良光
vs
スタンガン高村&YUJI KITO
&チェーンソー森谷
急遽決定したいなぎ代表と森谷が加わった6人タッグ。ゴングを待たずに試合が始まります。
またしてもいなぎ代表への徹底攻撃。スタンガン高村のサーベルの柄で、遂にいなぎ代表の額が割れ、流血。いなぎ代表は最早、立つことも適わない状態に。それでも何とかコーナーにたどり着くと、アメリカン・バルーンが飛び出します。ロス道場仕込みの外国人で…コミカルな選手だと聞いていましたが、とんでもない。空中技から浴びせ蹴りまで披露しました。一方、混戦の中、YUJIの着実な(という言い方も変ですが)ヒールっぷりがカッコいい。何が勿体ないって、この2人、アメバルとYUJI。じっくり観たかった(まあ…アメバルは変な方向に走りそうなのでこれくらいが丁度いい塩梅なのかもしれないですが)。
結局、エース・佐野、助っ人・アメバルの尽力空しく、いなぎ代表は3カウントを取られてしまいます。
のみならず!
【第五試合の後】
リング上、天井を仰ぐいなぎ代表をYUJI、森谷、高村が踏みつけ勝ち誇る…佐野、アメバルは未だ場外…。森谷がいなぎ代表に近づき、何かを囁く…そして、サングラスを取り出し、いなぎ代表にかける…そのまま、森谷とYUJIはいなぎ代表を抱えてリングを降りた、というよりも代表が森谷とYUJIの肩を借りて降りた、ようだったのですが…。
いなぎ代表、まさか、黒の世界へ?!
確かに最近の、エース・佐野のいなぎいじりはヒートアップし過ぎ感がありましたが…どうなんでしょうか…ヒール・いなぎ良光の誕生なんでしょうか。
いなぎ代表らが去ったリングに上がった佐野がマイクを取ります。
「どーいうことなんだぁ!いなぎ代表がぁぁぁっ!」
…さんざん嬉しそうにコーナーで、代表がやられる姿を見ていたくせに…
「静岡プロレスはいつもハッピーエンドでしたが、今回はバッドエンドになってしまいました。まぁいつもいつもハッピーエンドというのもなんなので…次回までにはいなぎ代表を更生させます。今日はありがとうございました」
更生…やはりそういうことのようです。
ここで再びスンプレンジャーの演奏が始まり、エンディング。
面白かったです。
~もうちょっとだけ続く~
先日の静岡朝日テレビ様のしょんないTVでの、佐野対高村のおふざけプロレスに関しまして
明朝、フジテレビで放送!加藤たかひろがめざましTVに出演
まだまだ終わらんよ、静岡プロレス&加藤たかひろっ!
静岡プロレスの加藤たかひろ、めざましTVに出演決定!
加藤たかひろ&静岡プロレス、全国区へ!
高校生レスラー・加藤たかひろより怒りのコメントが届きました
明朝、フジテレビで放送!加藤たかひろがめざましTVに出演
まだまだ終わらんよ、静岡プロレス&加藤たかひろっ!
静岡プロレスの加藤たかひろ、めざましTVに出演決定!
加藤たかひろ&静岡プロレス、全国区へ!
高校生レスラー・加藤たかひろより怒りのコメントが届きました
Posted by せりざわ at 11:29│Comments(0)
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