2007年06月02日

【静岡プロレスVol.7】第五試合の感想。

【静岡プロレスVol.7】第五試合の感想。

改めての感想です。
これは本当に、どれだけグダグダになったしまうかと観る側なのに心配していました。ところが、フタを開けると…めっさ面白かったです。なんでだかは分からないのですが、途中で「プロレス面白ぇ」と感嘆もしました。語弊を恐れず言えば、やはりプロレスは演劇でもなければ大道芸でもない、ヒーローショーでもないと、余りに当然なことを再認識したんです。プロレスを真摯にプロレスとして作ったということなのかもしれませんが、とにかくひどく「プロレス」の面白さを強く感じました。
そこにはいなぎ代表がプロレスから逃げなかったことがあるんじゃあないかと思います。ただの素人がリングに上がるんですから、逃げ道を用意することもできます。お笑いプロレス的に軽く絡む程度ですましてもいいし、佐野・斗猛矢両選手の影に隠れて「リングインした」という事実だけを残すこともナシではないはずでした。それを拒否してダメダメで無様な「素人・いなぎ良光」を前面に出し晒すことが、あまりにも「プロレス」的だったように思うものです。

全くプロレスになっていなかったからこそ「プロレス」的だったというのは二律背反というか無理問答というか逆説的というか、おかしな話ですが、私はそう感じました。

いなぎ代表投入はプロレスラーの格好良さや凄さを際立たせました。
いかんせん、長時間捕まってなんとか逃げ帰ったいなぎ代表のタッチを受けた斗猛矢さんの格好良さつったら、えらいことになってました。特に私などは前回参戦時にファンになったので是非もう一度と切望していたってのもあるんですが、まぁカッコよかった。斗猛矢リングインに、ごっつ会場中が沸きました。
これは斗猛矢さんだけにいえることではなく、恐らくリング上のいなぎ代表を除く全選手がより際立って見えていた、と思われます。いなぎ代表は「素人がリングに上がることでプロレスラーのスゴサを示したい」とおっしゃっていましたが、そのもくろみが当ったわけです。
素人という定規があることで、レスラーの身体能力や技術、表現力その他がことの他、際立ったんです。代表のプロレスが無様で不恰好であればあるほど、効果的だったのは言うまでもないことです。

こんなインパクト勝負の、出落ちのカード…という思いがなかったわけじゃあないんです。いくら静プロさんを応援しているといっても、その根っこは「プロレスファン」なのでやっぱりしょっぱいのは勘弁して欲しいんですね。静プロさんだからなんでもかんでも手放しで絶賛、なんてことはできないっすもん、正味な話。
私的には、いなぎさんがいつものスーツとワイシャツで出てきたらイヤだなぁというのがありましたし、リング上でいなぎさんを立てようみたいなノリがあったら興ざめだなとも思ってました。心配性な私は更に、しょぼかったら、このブログになんて書こうかと大会前から悩んだりもしました。結果、そういうこともなくグダグダ感もなく、最後まで会場は盛り上がり倒してました。
ただ、やはり「いなぎ代表」は飛び道具であるから面白いのであって、次回からも継続参戦(とはいわないか…)となると、どうかなとも思います。

最後まで、といえば、佐野さんのマイク。

「俺は空気が読める男だ」
…からの…
「いなぎ代表がやられてる時が一番盛り上がったはずだ!」

その通りです。



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Posted by せりざわ at 22:23│Comments(0)静岡プロレスの話
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