2012年11月08日

10月8日、新日本プロレス・両国大会

10月8日、新日本プロレス・両国大会

棚橋弘至vs鈴木みのるのIWGP戦。
緊張した…緊迫した…。両者の大ファンなのだけど、やはりみのるs応援。目の前での戴冠を観たい。ほぼこの一戦をみたいが為に両国に赴いた。
試合は、力でのねじ伏せ合い。タナは序盤で、あえて卍固めでエアギターをやってみせた。チャラいキャラ云々じゃなくて棚橋のストロングスタイルを曲げない意思表示に燃えた。結果、タナがこの試合初のフォールで勝利。これ(この試合最初のフォールでスリーカウント)は後に知ったことだけど、だからこその現場での緊迫感だったのかとしみじみ。
試合が終わった直後は呆けてしまった。すごい試合だったもののやっぱりみのるsの勝ちは観たかった。けれども、アオリVでの二人のコメントを思い出すにつれ、この試合、二人は実はタッグを組んで色々なものと戦っていたのかもしれないなぁとも。黄金時代と言われた昭和プロレス・80年代プロレス。90年代の闘魂三銃士・四天王プロレス。その時代を共有した人は、結構な確率で、「昔はさぁ」とか「昭和のころはさぁ」とか、「猪木はさぁ」とか…続けて「今のはさぁ…じゃん?」と。その時代のプロレスがすごかったのは分かる。だからといって今のプロレスはそんなにダメなのかと。もし「ダメだ」と言い切る人がいるなら、よほど俺なんか、クソみたいなセンスの人間に見えるんだろうなと思う。そのダメな今のプロレスがすげぇ好きなんだから。でも俺は今のプロレスがダメなんて思わない。優劣はつけられないけれども、昭和のプロレスに負けちゃあいないとは思っている。と、一ファンの俺でさえその辺りのことに悶々としているんだから、その今のプロレスでトップを走る二人が何も思わないわけがない。確かに最近、ストロングスタイルを標榜する新日ですらキャラでプロレスをする・ネタでプロレスをする風潮がある。それも悪くはないけれども、それが全面に出過ぎると確かにプロレスごっこのそしりは免れないかもしれない。とはいってもキャラやネタを全面に押し出した試合は盛り上がるのも事実。それを安易な方法だと言えば言えると思うし。なんというのか、タナとみのるsはそういう選手たちの意識とも戦っていた気がする。
帰宅した後、みのるsの試合後コメントを読んだ。「これが今のプロレスだ」と言い切っていた。タナも同様のニュアンスのコメントを出していた。涙が出た。
なんだかひどく、誇らしかった。
二人は、今のプロレスを大好きなファンの為に戦ってくれたのかもしれない。

今年の俺のベストバウトは、この一戦。リング内外含めて、この一戦がベストバウト。

あと…この大会で柴田×桜庭vs真壁×亘が行われた。亘は東スポか何かのインタビューで「暴走してやる」と宣言していたので、期待したのだけど…正直、いつも通りだった…。色々と思うところがあるのかもしれない。けれども、ずっと亘推しな俺からすれば、そういうのはもう違うだろうと。もっとなりふり構わずねじ伏せにいけよと。相変わらずながら思った。

中西が復帰。まだ本調子じゃないのはありありと見てとれたものの存在感は圧倒的。じっくりと調子を取り戻してトップ戦線に絡んでいって欲しい。

飯伏陥落。残念…。ちょっと乗り切れなかった感があった。全体的にしっくりいっていないのを調整する前に終わってしまった様子。後に聞いた話では飯伏くん、スタイルを変えようと思考錯誤しているとか。そのせいなのかなと。


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