2011年10月09日

夏プロレス2011感想文 ディアナ女子プロレス 7月30日

夏プロレス2011感想文 ディアナ女子プロレス 7月30日
Hikaruがリングに上がり、プロレス観戦の説明をする。これはずっと俺がやるべきやるべきと思っていたこと。できればもう一人、レスラーの助手がいて動きながら喋れれば分かりやすかった。音響も悪くて音割れがひどかったのが残念。

…第1試合…
ジェニー・ローズ
vs
DASH・チサコ

・仙台女子のDASH・チサコ、骨太・肉厚なプロレスをみせてくれた。
・ポテンシャルの高さが伝わると同時にパフォーマンスもカッコいい。
・後にセコンド他でリング外を歩いている姿を見たが…意外に小さいのに驚いた…リング上ではかなりな圧を感じ、大きく見えた。
・一方のジェニーは、往年のアイドルレスラーを思わせるコスチュームで入場。
・全般的に、ちょっとまだまだな様子。外人若手レスラーらしい大味さが目立った。
・自分のホームリングなんだから敵愾心をあらわにして噛みついていくぐらいの勢いは欲しかった。
・フィジカル・テクニック的にも甘く、やりたいことができない以前に何をしたいかに迷っている様子。
・そんな中、中盤から終盤にかけて大きな盛り上がりを作って試合を〆たチサコ、すごい

…第二試合…
プロレスリング☆静岡スタリガン提供マッチ
スタンガン高村
vs
佐野直 ○

・久しぶりの高村vs…というべきか&、というべきか…佐野。高村は件の引退より1年半ぶりのリング。
・いつも通りの直といつも通りの高村。
・高村の入場は、やっぱり絶品。会場中がパニックと阿鼻叫喚と笑いに包まれる。
・個人的には、暴走中の高村をリング上からけん制したりなんやりしている直が結構ツボ。
・試合は、思ったよりもがっつり。高村流血には…なぜか会場のあちこちから笑いが。
・試合後、佐野のマイク「高村さん、プロレスに戻ってきましょう」から高村、サーベルを受け取って握手とみせかけ佐野に凶器攻撃。
・全体的に…それでもこの二人ならもっと面白くやれた気もする。インディーズらしい(いい意味で)お行儀のよくないプロレスを見せつけて欲しかった気もする。
・次に見れるのはいつになるのか…。

…第三試合…
青野敬子 ○
vs
Sareee

・Sareeeのチャレンジマッチ的なカード。
・蹴り倒され蹴り倒されても立ち上がるSareee、それでもなお容赦ない重い蹴りを放つ青野。
・蹴り音に会場がざわめく場面もあった。
・よくも悪くも王道的若手女子レスラーっぽいSareee、それでも弱弱しさが感じられず、気持ちのいい前進っぷりが印象的。
・ただ少し、重心や体裁きに安定感がないのが気になった。体幹が弱いようにみえた。
・両者初観戦なのだけど、こういうカード組ゆえにどうしてもSareeeばかり見てしまうし、なにより青野自身全開には至らなかっただろうということから…正直なところ、もっと青野を観たかった。
・そこはSareeeが頑張らないといけなかったところ。

・リングインした辺りでSareeeがなんとなく前村さきに似ていることを発見。なんかこう、前村さんを上にひゅっと伸ばしたような、逆にいえばSareeeをこうきゅっと縮めると前村さんになるような感じ。
・しぐさや表情まで似ているように思えてきたところに、ガンガン蹴り倒す男前な青野さん登場…往年の前川vs前村を見ているかのような…。
・大会直前に受付でHikaruに会ってお話したこともあってか、ホント懐かしくて目頭が熱くなった。
・でもまだちょっと前村さんの方がタフだったかなとも。体格的なビジュアルでのイメージもあるんだろうけど。
・Sareeeの今後の成長に期待。
・青野のゴツゴツした全開の試合も観たい。

…第四試合…
花月(センダイガールズ) ○
vs
仙台幸子(センダイガールズ)

・仙女対決。
・両者とも一切の慣れ合いも何もなく、ゴング前から結構な緊迫感。
・ゴング鳴っても、思わず息を呑んでしまうくらい殺伐とした空気…仙女&里村イズムすげぇ。
・見た目アイドルレスラー的な幸子、白から黒までなんでもできるストロングスタイル。
・前述した通りの緊迫感の中、茶目っ気あるパフォーマンスも織り込むセンスにハマった。
・花月は対照的に、アスリートレスラー一点主義。青野とは別の形で格好いい。
・千変万化な幸子にえぐくも正統派な攻めをする花月といった試合展開。
・そんな幸子ではあるが花月の攻撃を透かさないのが燃える。プロレスの技は受け止め、パフォーマンスでは透かすやり口が絶妙のバランスだった。
・最後は花月が地力でねじ伏せた感がある。この試合はもっと観ていたかった。

…第五試合…
60分3本勝負

井上京子
勇気彩
vs
伊藤薫
植松寿絵

×井上(ウラカンラナ)植松○
○井上(体固め)植松×※ラリアット
○井上(体固め)伊藤×※ラリアット 伊藤薫

・久しぶりの井上京子。初となる勇気彩。引退を表明した植松。伊藤道場からディアナに転身した伊藤。
・全女最盛期のトップ二人が激突。そこに全女系列ではないガイアで育った植松とネオ系列・ディアナの勇気が絡むという図。

・いきなり植松が京子からスリーカウント。が速攻で返され三本勝負もあっという間に一本勝負の体に。
・その、植松のスリーカウントでほんわかした京子のキャライメージにほんわかしていた会場の空気が一転した。
・地元ゆえか、植松ファンの多さもあって開始1分のスリーカウントでものすごい盛り上がりに。
・即座に、取られた京子が取った植松から取り返したものの、いよいよお祭り気分ではなくなっていく。

・ヘビー三人に囲まれてひとり小柄な植松だったが、体格差を思わせない存在感で勇気、京子をがんがん攻め立てる。

・京子の本気が炸裂。植松に繰り出される拷問技に笑っていた客も「うわぁ…」と悲鳴。植松の体がありえない形にひん曲げられる…。
・伊藤がその本気に呼応。こういうと申し訳ないが、体格的に体重的に色々と制限があるだろうに、ものすごく動く。
・フットスタンプを二回決め…場外へ京子、勇気が出た折には俺の「伊藤、飛べ」に頷いて…いつもならここでロープ際ストップなのだけど、今回は、飛んだ。トぺではなくリング内からのスライディング気味ドロップキックだったが確実に飛んだ。
・かと思えば、終盤、三回目のフットスタンプを決めるべく(多分)コーナートップに登った伊藤を追う京子、こともあろうかそこから伊藤を雪崩式ブレーンバスター…リングに爆音。会場どよめき。

・勇気もよくやっていた。よくやってはいたがいかんせん先輩二人のヘビー級がこうも本気度高い試合をしては流石に色が薄かった。

…全体の感想…
・全女ってやっぱり凄かったと実感。京子vs伊藤の見応えは圧巻だった。
・そのインパクトに割り込んだ植松のアビリティに感動。
・井上京子のプロレス観が、やっぱりどことなく全女っぽい空気を作っていた様子。初めて観る選手ばかりなのに妙に懐かしかった。
・そういった感覚の中、仙女イズム、里村イズムが際立った。ヘビー選手はいないものの、むしろみな小型なのに存在感、圧が大きく気持ちの入った軸の強い試合を見せてくれた。
・最初はものっそい久しぶりに井上京子が観れる、植松さんも観れる程度の勢いだったのだけど、終わってみるとものすげぇ面白かった。
・メイン始まる直前に「次が最後の試合なので前の方の空いている席に移動して下さって結構です」とのアナウンスが。これはスバラシイ。(再掲・一部カット)


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