2008年11月14日

初秋プロレス2008・10月

初秋プロレス2008・10月

○10・11【世界タッグ】鈴木みのる・太陽ケア組、防衛。
相手はテンコジ。厳しい結果になった。テンコジはこの後、G1タッグリーグ(新日)、世界タッグリーグ(全日)へ参戦するのだけど、天山のコンディションから言えばリーグ戦の長丁場、それも2団体2シリーズ連続の後者2タッグリーグでの結果は出せないだろうと思う。なので、獲れるとしたらこのワンマッチ、世界タッグしかないと踏んでいたのに…。天山は10月8日、路線バスとの接触事故を起こしていた。軽症で済み、あちら側にも被害もなかったため大過なく試合自体は成立したが、それでも、ただでさえコンディション低迷中の天山、モチベーションも含めてより降下してしまったのだろうか…。G1タッグリーグ、世界タッグリーグでの巻き返しはあるのだろうか…。

○天山、路線バスと接触事故。
10月8日に原付バイクに乗る天山選手が路線バスと接触、路上に放り出されるというニュースが報じられた。路線バスに被害はなく天山選手自身も軽症だったとのこと。ことは当然不祥事扱いだし、その第一報を聞いたファンは(俺も)嫌な冷や汗をかき心配したものだったが、天山負傷欠場や、一般人への加害などのおおごとにならなかった今、あえて言えば、まぁ、ネットでは盛り上がった(不謹慎でホント申し訳ない)。バスと接触事故起こして道路に放り出されて軽症て!とレスラーの頑丈さを絶賛するもの続出。それがいいコメントかどうかはさておき、いろいろと低迷中の天山の株が一部で急上昇したのは間違いない。とある巨大匿名掲示板で個人的にツボだったレスは「これでバスから飯塚が降りてきたら完璧だった」というもの…俺を笑い殺す気かと。

○10月13日、IWGP、武藤vs中邑
中邑は特に贔屓レスラーの一人なのだけど、まだまだ役者が違った感がある。相手の技、全てを受け切ってみせるのがプロレスだとはいうが、それを見事に実践しているのが武藤敬司。それを実感させる試合だった。中邑の強さ、やり口、人気、キャラクターまでを受け切って、それらにいちいち勝った。そう見えた。ただ…やっぱ中邑世代の空気読まない強さは好きだ。この試合の、敗戦直後にすぐ挑戦させろと吼えた中邑。普通はそこでしばらくはベルト戦線から遠ざかってしまうものだが、それを敗けて引き上げてきた勢いで再挑戦を口にできる強さ、というか空気読めなさ、というか…。
個人的にはいってしまってもいいんじゃないかと思ったりする。中邑、二連続IWGP挑戦。なんだったら勝つまで挑戦なんてのも、それはそれで伝説だろうし。

○10・13 NO LIMIT、IWGP Jr.タッグ戴冠。
NO LIMIT(内藤・裕次郎)が稔・デヴィットの持つIWGP Jr.タッグベルトに挑戦、勝利し、初戴冠。NOAHでGHC Jr.タッグベルト獲りに失敗したNO LIMITだったが、そのまま停滞せず一気に結果を出した。若手の台頭が目覚しい昨今のプロレス界、台頭というよりも小生意気な若手が跳ね上がること目覚しいといった方が正しいかもしれない…が、それが結構小気味いい。稔もデヴィットも嫌いじゃあないものの、フットワークの軽い若手・NO LIMITが持った方がなにやら面白くなりそうな期待もある。まずはNOAHジュニアとの再戦、次は全日、ゼロワン…と妄想も膨らむ。

○10月25日、世界ジュニアvsGHC Jr. Wタイトル戦
丸藤vsKENTA。結果は60分フルタイムドロー。TVで試合を観たが、本当にいい試合だった。お互いがお互いのやりたいことをやらせない、相手に付き合わない中盤に、ただの意地の張り合いではなく、ここまで戦ってもこれだけ技出せるんだぞという意地を見せ続ける終盤。お互い一番負けたくない相手であり、負けてはいけない冠を背負っての一戦。十分、時代は動いた。

○10月25日、GHCタッグ選手権。
齋藤彰俊&バイソン・スミスvs秋山準・力皇猛。バイソンの捨て身に尽きた。胸部を負傷しているバイソンは、ただひたすら前に出た。彰俊はそれに応え…むしろ乗せられていた。一方の秋山・力皇は、以前ほどタッグとして機能していなかったようにも思えた。個人個人のポテンシャルのみで戦っていた。秋山の厳しすぎる攻めに力皇が続けない。その逆もあり。彰俊・バイソンがバイソンの開けた穴を彰俊が突き破るという一点突破策(実際に講じていたかどうかはともかく、そうみえた…)でタッグとして対峙してきた以上、ある意味結果は妥当だったのかもしれない。
バイソンのアシストを受け、彰俊の渾身のスイクルデスが秋山を沈めた。
この試合にはもう一つテーマがあった。フォール勝ちした選手が次期GHC挑戦者となるという…つまり、次期挑戦者は齋藤彰俊。
俺は、彰俊ファンで、非常に贔屓目で応援している。その俺がいうのもアレなんだが、GHC、彰俊の勝利はあんまり見えない…彰俊は、なんというかこう、バランスが悪い。攻撃力もパワーもあるし、スピードもあの体格にしてはあるのだけど、多分、受身が上手くない。細かい技・繋ぎ技がない。関節技もしっくりくるものを持っていない。決め手が甘い。ために、タッグ屋としてはかつての秋山とのタッグの時のように実績を残せるのだけど、シングルとなると穴だらけ…にみえる。勝って欲しいとは思うが、希み薄な気が迸ってしょうがない…。


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