2014年01月31日

20140104新日本プロレス東京ドームを観た

20140104新日本プロレス東京ドームを観た

▼第0試合▼
BUSHI×キャプテン・ニュージャパン×本間朋晃×天山広吉○
vs
小松洋平×獣神サンダ―・ライガ―×スーパー・ストロングマシーン×中西学

◎小松:華はまだまだないものの気持ちのいい思い切りの良さを見せてくれた。
◎中西:体が重そうで走れていなかった。それでも力強さや存在感は圧倒的。
◎ライガ―:映える。掌底一発でドームを沸かせられるのはこの人だけなんじゃないだろうか。もの言いたげに見えたのは俺だけかもしれない。
◎本間:コケシ以外を観たいと、ふと思った。
◎BUSHI:入場から霧吹きがピークだったのが残念。できる人だと思うんだけどなぁ。もっとライガ―にガンガンいけば…。
◎天山:縁起モノ「スィースィー」をドームで合唱。小島がNWAのベルトに挑戦という大会で第0というのは寂しい。天山、中西の復調に期待。
◎マシーンはまぁ…何やったか覚えてないな…。

▼第1試合▼
マット・ジャクソン×ニック・ジャクソン○
vs
KUSHIDA×アレックス・シェリー
vs
ロッキー・ロメロ×アレックス・コズロフ
vs
TAKAみちのく●×タイチ

◎IWGPジュニアタッグ選手権試合。4WAYマッチ。3WAYも嫌いなのに4WAYて。
◎ジャクソン兄弟(兄弟なの?):初見だわ見分けがつかないわその上4WAYだわだったので、覚えているようなないような。観ていて「できるガイジンだ」と思ったのは覚えている。それがどんな場面だったか思い出せない。
◎ロメロ×コズロフ:陽気なガイジン2人は、今回割を喰った感がある。ガイジン的なインパクトはジャクソン兄弟に相殺されリング上ではKUSHIDAらとTAKAタイチに持っていかれた。
◎KUSHIDA×シェリー:KUSHIDAがひときわ良くなっていたので嬉しい。1年前は軽くアンチKUSHIDAだっただけに好きなレスラーが一人増えそう。少しずつKUSHIDAっぽいゴツゴツした部分が顔を出し始めた。シェリーは、それこそゴツゴツしたビジュアルになって登場。この試合のガイジン勢では一番印象に残った。
◎TAKAタイチ:とはいってもやっぱりここばかり観てしまう。ゴング直後、2人して解説席に座ってみたり。コズロフのコサックキックを帽子ごとパクってみたり。ただそろそろ新ム―ブもみたいかなぁ。

▼第2試合▼
ランス・アーチャー●×デイビーボーイ・スミスJr.
vs
カール・アンダーソン○×ドク・ギャローズ

◎IWGPタッグ選手権。
◎アンダーソン:顔に迷彩ペイントを施して登場。ヒールらしく振る舞うもどことなく無理が感じられるのはそれ以前を知っているからかもしれない。なんだか振り切ってない感がつきまとった。
◎いかんせん巨大なガイジンのぶつかり合いは迫力があって悪くない。
◎マッチメイク的に…ヒールvsヒールなので、どちらもなんとなく応援し切れない客のジレンマが。結果、こちょこちょと悪さをするBCよりコワモテながら正面突破を試みるKESに声が集まる。俺の周囲は鈴木軍ファン、KESファン以外は静観か、その空気に乗っていた様子だった。そう思うと難しいカードだったなぁと。

▼第3試合▼
ロブ・コンウェイ●
vs
小島聡○

◎NWA世界ヘビー級選手権試合。
◎試合前、ハリー・レイスとガイジンの社長登場。なにやらやり合う。アメリカンプロレス的なノリ。
◎アメプロノリが苦手なせいか日本人だからなのか、小島の良さばかり目立った気がした。コンウェイは、できるなぁとは思ったけれど怖さもないし図抜けたインパクトもなかった…これはこの試合の前に4人ものガイジンがきゃっきゃしたせいかもしれない。

▼第4試合▼
永田裕志○×桜庭和志
vs
ダニエル・グレイシー●×ホーレス・グレイシー
◎まさかグレイシートレイン、生で観れるとは(笑。それもドームで。試合するのは知らないグレーシーの子らだけれども。
◎桜庭vsグレーシーの攻防:元総合ファンとしてはたまらなかった。むしろ総合ルールでやっちゃって欲しかった。
◎永田:根本的にこの人しかプロレスできる人がいないという、思い返すと恐ろしいカード…グレイシーの受けの甘さ、仕方ないとはいえひどかったなぁ。永田vsグレーシーの時に、ふっと旧WRESTLE-1に参戦したアーネスト・ホーストを思い出した。
◎あの終わり方、あの着地点は嫌いじゃないけれど、あのまま再試合の空気になっていたのに「次回に続く」にしたのがよりグダグダ感を煽った様子。インパクト勝負のこのカード、次回、引きがあるのかな?とも。

▼第5試合▼
矢野通○×グレート・ムタ
vs
鈴木みのる●×シェルトン・X・ベンジャミン
◎矢野ムタ:どうなることかと思ったら、ああなったという感じ。最後の攻防は曲者矢野らしい落とし方だった(笑
◎みのる:vsムタでの睨み合い…語弊を承知でいえばこの曲者・色物試合の中で一気に緊迫した空気を作り上げた。そのせいか、みのるvs矢野は面白いけれども小ネタが多いというかコンパクトな良品というか、ドームで観たいかというとそうではないと実感してしまった。
◎ベンジャミン:好きな選手なだけに勿体ない。この面子だとどうにも存在感が出なかったねぇ…。
◎タオル:矢野ムタ入場待ちの時に、連れが降っていたみのるタオルをリング上から指さしてくれた。ドームでそんなことって初めて。嬉しいやら舞い上がるやら。

▼第6試合▼
真壁刀義○
vs
バッドラック・ファレ●
◎ファレ:いつの間にか無敵戦士になっていた。違和感が(笑
◎真壁の受け:パワフルででかいファレの攻撃を受け倒す。プロレスの基本でもあり真壁の真骨頂。ハードコアマッチにしてはおとなしめだった印象も。

▼第7試合▼
後藤洋央紀○
×
柴田勝頼●
◎今大会、俺的ベストバウト。
◎後藤:復帰戦。諸々因縁も思い入れもあった柴田が相手。どうなるかと思っていたら、格段に良くなって帰ってきた。余計なパフォーマンスもなく、多分余計なことも考えず、シンプルなプロレスだった。後藤にはそれが一番似合う。妙な「間」も感じさせなかったし。
◎柴田:そのシンプルな後藤を引き出し切った。受けてド突いて受けてド突く。他に何もない、本当に単純でシンプルなプロレスだったけれど、涙腺が緩む。
◎振り切って振り切って振り切り倒した柴田に後藤が呼応した結果の俺的ベストバウト。柴田ありきでの後藤だったのか、他の選手でもハネるのか。
◎今後、この2人がどうなるのか、タッグを組むのか戦うのかも楽しみ。

▼第8試合▼
プリンス・デヴィッド●
vs
飯伏幸太○
◎IWGPジュニア選手権試合。
◎デヴィ:全身に気持ち悪いペイントを施して入場。マスクかと思ったら顔もペイント。嫌いじゃないビジュアル。完全に空中戦を封印して飯伏を痛ぶる。もう少し単体でヒールっぽいことができるようになれば面白くなる。
◎飯伏:新日所属になってからは初見。別人と化したデヴィとの勝負もマイペース。変に「デヴィどうした」とか口でどうこうしようとしないのが飯伏のいいところ。BCの介入でコーナーから危険な落ち方をしたり…別のところでドキドキした。
◎デヴィのペイントは「華麗」で括られた過去の「デヴィちゃんvs飯伏」へのアンチテーゼなんだろうなぁと。地を這う様な試合内容からも感じられた。「またデヴィvs飯伏かい」と思うだろう客を満足させられたんだろうか…俺は、満足したかと言われるとし切れなかった、ただし面白かったかと聞かれれば面白かった、かなぁ。

▼第9試合▼
オカダ・カズチカ○
vs
内藤哲也●

◎IWGPヘビー級選手権試合。
◎ファン投票によりセミになったIWGP。メインを喰う試合ができるかどうか。
◎内藤:今年のドーム、一番の焦点が内藤問題。それを払拭するような試合が期待される中、中盤からぐっと良くなってきた。とは言っても、乗り切れない。間が悪いとか技が単発とかだけではなく、全体的に伝わらない。感情に任せて頭突きを喰らわすというような熱い展開もあった割に直後、急速に冷え込む。どうしてだろうか…。
◎カズチカ:どこまでが本当の感情でどこまでがパフォーマンスか分からないけれど、いらついていた。フェンスを蹴りつけ怒声を上げる。カズチカ自身がノリ切れていない上、会場がノリ切れていないのを感じたからに見えた。終盤、だからそういったモヤモヤをぶった切るようなドロップキック一閃にはぐっときた。基本技一発で空気を変えるカズチカ、使いどころを知りそれを使い切れる身体能力はやっぱりド鋭いセンスだなぁと。

▼第10試合▼
中邑真輔●
vs
棚橋弘至○
◎IWGPインターコンチネンタル選手権試合。
◎件の投票でメインを勝ち取った2人。それだけに外せない重圧の中試合開始。
◎中邑:エグくエグく攻める。マイペースの中にもエグさを潜ませる。この2年、どちらがより変わったかといえば間違いなく中邑、その中邑がくねりながら主導権を握る…かと思えば棚橋が奪い返す。譲らない我の強さがたまらない。
◎棚橋:終盤、テキサスクローバーで締め上げるも入り切らない。これは一度解いて、スリングブレイド→ハイフライフローに繋ぐんだろうなあと、中邑はスリングブレイドを潰してのボマイェで反撃、その攻防で決まるかも…とか思っていたら、こともあろうか足を極めた状態でリングに自分の体ごと叩きつけた。もう文章にするとキン肉マンの原稿でも書いているかのような…。大人に怒られるタイプの奴じゃんと。人間にそんなことしたらダメな奴じゃんと。思わず訳の分からないことを思ってしまう。そこからのハイフライフロー。
◎すげぇなぁ、棚橋、中邑:〆がこの2人で本当に良かった。

◎マーティ・フリードマン:メタルマンの俺はここでも狂喜。メガデス時代からのファンなので入場は…途中からこっちばっかり観ていた。ドームでマーティ観れるなんて、ものすごいお年玉♪

▼ダブルメイン▼
◎IWGP:内藤が勝ったとして、盛り上がるのか?という懐疑があった。試合内容も勿論、試合後のパフォーマンスも含めて。なので、どうしてもカズチカに勝ってもらいたいと思うよくわからない感情で観戦…結果、カズチカが勝って安堵してしまった。IWGPってそういうんじゃないだろうよと。どっちが勝っても唸るスゴイ試合じゃなきゃダメだろうよと。

▼真面目な話▼
◎棚橋、中邑と内藤:棚橋vs中邑は人間の、ギリギリまで攻めた。それは多分、相手を信頼しているからだと思うんだ。これだけのことをやっても相手は壊れない、受け切れると思うから振り切れる。後藤vs柴田にも同じことが言える。そういう試合は総じてスゴイ試合になる。もしかしたら内藤は、相手を信頼できていないのかもしれない。だから振り切れない。振り切れないから試合に血が通わない。後日、ふと、そんな風に思った。
◎ひどい言い方になるけれど、飛んだり跳ねたりは曲芸に見えてしまうもの。バチバチ当て合うのはそれだけで強そうに見えるもの。優劣じゃあなくて率直な見え方の話。棚橋は相手を受け切ること、相手のギリギリを見極めて攻撃を振り切ることで曲芸に見えかねない飛んだり跳ねたりに血肉を与える。飯伏も同様。内藤に乗っかり切れないのはその辺りなのかなぁと勝手に分析してみた。
◎もしその仮説に少しでも真理があるのだとすると、今回、柴田と試合をした後藤が良かったのも頷ける。そうなると、IWGP挑戦を表明した後藤はその試合こそが本当の復帰の狼煙となるかどうかの試金石となる…のかも。
◎なんてことをうだうだ考えるのもプロレスの楽しみ。





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